一般社団法人下館青年会議所
第 48 代理事長 小川 裕己
【はじめに】
私は入会当初知り合いをたくさん作りたいという自分の為だけの理由で下館青年会議所へ入会し、委員会を割り振られてもただ単に頼まれたから委員会に参加しているだけでした。 初めて委員長の職をお預かりした時には、 ネガティブな考えから失敗したくないと考え、青年会議所だからできる事業からは遠いものでした。当時の委員会メンバーから「ポジティブに考えて楽しくやろう!」と言われたことを今でも忘れません。 事業を行っても主催した私たちが満足すれば成功といった自己満足だけで終わらせてしまったら参加した人やその地域には何が残るのか。
「明るい豊かな社会の実現」
これこそが青年会議所にとって最大の目標でもあり使命であります。我々がポジティブで楽しまなければ明るい豊かな社会には遠く手が届かず実現することは難しいと考えます。まずはしっかりと問題や課題を調査し、課題解決に向けお互いに切磋琢磨しながら明るい豊かな社会の実現に向けて邁進します。何事にも情熱を持って行動すれば自然と使命感が湧き、そして責任感も湧いてきます。 青年会議所運動には使命感と責任感を持つことが非常に大切なことです。情熱を胸に楽しくやるといった気持ちを忘れず私たちが住む筑西市・桜川市を盛り上げて行きましょう。
【50 周年へ向けた会員拡大】
会員拡大はなぜ行うのでしょうか。様々な意見があると思いますが、 「明るい豊かな社会の実現」の為に会員拡大を行うのだと先輩から教えていただきました。入会候補者とはただ単に入会してくれる可能性のある方、入会して欲しい方ではなく、それ以前に我々の住む地域の一市民であり、その一市民を入会に繋げられずに地域から求められる団体になれるのでしょうか。この言葉を聞いた時、私の会員拡大に対する考えが変わりました。
2028 年度に下館青年会議所は 50 周年を迎えることとなります。しかし、現役メンバーの人数が減少し、個人の役職や担いが増えてしまっているのが現状です。 青年会議所運動は楽しまなければ続かないと考えていますし、拡大をするためにはまず拡大委員会が盛り上がらなくては入会候補者の心には何を言っても響きません。もちろん楽しいことばかりだけは入会者は増えません。候補者一人ひとりにしっかりと向き合い、何を思い時間を割いて会ってくれているのかをしっかりと考え、 「明るい豊かな社会の実現」の為、そして筑西市、桜川市を盛り上げていくリーダーを育成していくことを使命とし運動を展開していきましょう。 そして 50 周年を多くのメンバーで迎えられるよう、楽しい拡大運動を行いましょう。
【地域への愛着を多くの方々へ】
筑西市・桜川市では人口減少問題が課題とされ、人口減少は地域社会全体に様々な影響を与える問題であり、地域の活性化や持続可能な発展に影響を及ぼす可能性があります。JCI Mission に「社会により良い変化もたらす」こと、そして「リーダーシップの開発と成長の機会を提供する」ことが定義されています。運動を展開することで地域に発展と成長の機会を提供するプラットフォームとしての役割があります。筑西市・桜川市の魅力について過去の歴史を振り返るとくの市民に愛され、長く行われてきたものが多く存在します。既存の地域の魅力や資源を活かし、地域の方々を巻き込む新たな視点が求められ、課題に対する運動を展開していく必要があります。地域への愛着をいかにもっていただくかを考えた運動を展開していきます。
地域の魅力を活かし、人々が集まる楽しい場所をつくることで、愛着を持つ人が増えると考えます。まちづくりには、地域の歴史や文化、自然環境を活かしたイベントや施設の整備、地域の特産品や食文化の振興など、さまざまな取り組みが必要です。地域の住民や企業、行政、地域外からの訪問者など、多くの方々が協力し合い、地域全体で愛着を持てるまちづくりを目指していきましょう。
【意識向上を目指した人財育成】
創立 50 周年を迎えるにあたり、来年は創立 50 周年だから来年から頑張ろうと急に士気を上げるのは不可能だと考えています。その為には小さなことから始めていく必要があります。 人は人でしか成長できません。互いに切磋琢磨しながら互いに思いやり、団結して運動しなければならないと私は考えます。入会してもなかなか参加できずに行きにくくなってしまったり、そもそも参加できていないメンバーもいます。 今まで以上に団結が必要であり、楽しい委員会、事業を行うためには多くのメンバーの意見が必要です。また、入会後 3年未満のアカデミーメンバーが半数を超え、意識向上や青年会議所メンバーとしての知識やルールを学び次の世代へ繋いでいくことも急務です。そして 5 年後、10 年後を見据えた
ビジョンをしっかりと持ち、地域から求められるリーダーとして人をどのように導いていくにはどうすればいいのかを学ぶことで「明るい豊かな社会」に 1 歩近づくのではないでしょうか。
50 周年を迎えるまでまだ 2 年という時間があります。下館青年会議所メンバーとして当事
者意識を持っていただき、高い意識を持って 50 周年を迎えましょう。
【持続可能なまちづくり】
筑西市、桜川市にはたくさんの魅力があるのに少子高齢化により人口減少が止まらないといった現状があります。また、進学の為に都市部へ行き、そのまま都市部で就職し、家庭を築いていくという流れが地方に若者が少ない原因の一つであると考えます。田舎だからで片づけてしまえばほとんどのまちは無くなってしまいます。 都市部へ進学、就職をしてもいずれは故郷に帰りたいと思ってもらえるようなまちにしなければなりません。
まちの未来を創るには行政との連携が不可欠だと考えています。更には明るい豊かな社会を創るには 「ひとづくり」も重要な課題であり、 より良いまちにするためには市民一人ひとりの意識を変えていく必要もあると思います。 自分だけ動いても変わらないし、誰かがやってくれる、自分には関係ないではなく、 小さくてもいいから自分たちが住む地域を良くしたいというたくさんの想いをこの地域に暮らす人々の中で伝播していけば大きな力となり、必ず良いまちになるのではないでしょうか。 筑西市、桜川市には我々も知らない魅力が必ずあります。そういったことを知る機会を我々青年会議所が行政や自治体と連携し、市民に向けて発信することでより良いまち、そしてその地域を愛する市民を増やせるような運動を展開していきましょう。
【様々な格差をなくす青少年育成】
子どもを取り巻く問題の一つとして体験格差などの問題が上げられます。体験格差とは、1 年を通じて学校以外のスポーツや自然・社会・文化などの体験活動を全くしていないことと言われています。体験の機会に恵まれた子どもには成長にポジティブな効果があると言われていますが、誰しもがこの体験を行えていないという現状があります。 体験を行うことで問題発見や問題解決能力、社会性や共に生きる力の育成などが育まれると考えます。子どもたちは日本にとって、私たちの住む地域にとってこれ以上ない宝だと感じています。学校で学べることには限界があります。より良いまちを創るためにはまずは人づくりから。未来を背負っていく子どもたちに様々なことを学んでいただき成長の糧となる機会を提供するのが青年会議所の使命でもあります。しっかりと未来を見据え持続可能な学びを得られるような運動を展開していきましょう。
【下館青年会議所の基礎である組織運営】
総会や創立記念懇談会、そして毎月の理事会を開催するには必要不可欠であり、下館青年会議所という大きな神輿を担いでいくには無くてはならない存在であります。青年会議所は何を行うにしても必ず会議を行ってから初めて事業を行うことができます。いつもやっているから、もう慣れたからではなく、どうすればもっと会議がスムーズに進行できるのか、来ていただいた方に下館青年会議所は凄いと思っていただけるのか、どうすれば今以上に進化することができるのかを考えより良い組織運営を行いましょう。
【結びに】
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も」
この言葉は中学生時代の部活動顧問の先生に言われた言葉です。
行動すればできる。行動しなければ何もできない。
青年会議所運動においても同じことが言えます。青年会議所は失敗ができる団体でありますが、失敗を恐れ無難な事業を行って成功してもそれは果たして大成功と言えるのでしょうか。 青年会議所は人を育てる団体です。挑戦することで失敗したとしても全員でその失敗を分かち合い、大成功すればそれもまた全員で喜び合う。例え失敗してもそれは恥じるべき失敗ではないと私は考えています。
失敗を恐れるな。孤独を感じた時は一度顔を上げて周りを見てください。助けてくれる人がたくさんいます。仲間がいることを決して忘れることなく、失敗を恐れず挑戦しよう。そして 50 周年に向けて、そして更なる未来へ向けて下館青年会議所という大きな大きな神輿をみんなで担いで行きましょう。

