理事長所信

公益社団法人 下館青年会議所
2021年度理事長 浅香 祐介

《はじめに》

入会から7年の歳月を、青年会議所の運動とともに過ごしてまいりました。これまで積み上げ、受け継がれてきた下館青年会議所の熱い思いと、共に歩んできた多くの仲間が私を成長させてくれました。知識も教養もさほどない私の人生を変えてくれました。それだけの物を、私は下館青年会議所から頂いてきました。立候補させていただくに当たり、この組織を背負い、組織の担いを果たす覚悟はあるのか、改めて考えさせていただきました。私は、入会前は青年会議所という名前さえ知りませんでした。私が住み暮らすこのまちに、青年としての使命をも考えさせられるような組織があること、そして、地域をこんなにも愛する熱いメンバーがいる事も。

昨今、日本全土で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、今の私に何が出来るのだろうかと考える自分がいます。出来ることは少ないのかもしれません。だからこそ、答えを求めることが大事なのだと考えます。私は1年の活動を通して、仲間と共に切磋琢磨し、地域を愛し、本気で考えられるメンバーを、一人でも多く輩出することに重きを置いて活動していく所存です。そして、私が今まで頂いた熱い思いを、これから活躍するであろうメンバーに伝える事が私の担いだと感じております。

「 過去に執着せず 未来を恐れず 今を生きろ 」

誰しも今の自分を形成する過去がある。そして必ず未来がやってくる。過去に戻ることは出来ないが、今を全力で生きることは出来る。失敗をするかもしれないことに挑戦をし続けることは、簡単にできる事ではありません。ですが、自分の未来を創っていくのは誰でもない自分だけです。今やらなければ何も始まらない。誰かがやってくれるわけもない。

このことは、地域においても同じことと考えます。誰かがやるのを待っていても何も変わらない。私たち青年会議所には、挑戦が出来る環境が整っています。失敗が出来る団体でもあるという話をしていただいたこともあります。失敗を次に活かすためには何が出来るのかを、仲間と共に解決する術を学ぶことが出来る。共に磨きあい、共に歩んでいきましょう。豊かな筑西市、桜川市の創造のために。そして、私たち1人ひとりの明るい豊かな未来のために。

《LOM全体での拡大》

メンバー1人ひとりが下館青年会議所の存在意義をしっかりと見出し、会員拡大を自分事として考えていく必要があります。青年会議所は、まちづくり団体、自己啓発団体、意識変革団体など、様々な表現をされる団体であります。入会を機に、様々な運動を通して、自身の成長を肌で感じることが出来る素晴らしい団体です。また、地域の問題解決に向けた取り組みや、地域活性化に繋げるためのまちづくり事業の展開など、多種多様な運動を行っております。

青年会議所は、40歳を迎える年に卒業となります。私たちが活動できる時間は限られています。入会なくしては、思いを共有できる仲間との出会いもなかったかもしれません。私たちは、様々な運動を経てここにいます。運動を止めることなく展開し続けるためには、下館青年会議所全体が一致団結し、会員の拡大を行っていかなければなりません。

《組織をより強固に》

LOM全体での情報共有、意識共有が、どのレベルで出来るかにより、今後続いていく青年会議所運動に大きく影響していきます。諸会議への出席義務があり、運営に携わる理事メンバーからフォロワーメンバーまで、様々な役割をもって組織され、下館青年会議所は50名の会員がいます。県内で見ると、会員数の多いLOMでもあります。そのことから、役職間での意識の違いや、組織運営に関しての理解や、捉え方に違いが生じてくる恐れがあるのではないかと危惧しております。

役割を全うする事はもちろんですが、誰もが同じ意識の中で、個人の意見をしっかりと吸い上げ、LOM全体で理解を深め合うことが、組織をより強くしていくものと考えております。そのうえで、各委員会へのヒアリングを基にし、目標設定をし、1年を通して組織改革運動を行っていきます。諸会議への報告、相談等もさせていただきながら、会員間での理解を求めあっていきたいと考えております。また、組織改革にフォーカスを当てた会員の育成事業の開催もしてまいります。

会員の成長と、結束を高めるために必要なことを、メンバー皆様のご意見を頂きながら、より良い組織づくりをしてまいります。

《地域課題に対する意識変革》

我々青年会議所メンバーを始め、各団体、地域市民全体で取り組んでいかなくてはならない課題は山ほどあります。課題解決に向けて、行動に移すのは簡単な事ではありません。私たちが住み暮らすこの地域に必要なものは何か。現代社会において、それらを考える時間すら少ないのかもしれません。私たち下館青年会議所が出来る、意識変革が成される機会の提供とはどういったことなのか。大切なのは、地域を愛する心だと考えます。私たち下館青年会議所は、市との協働参画事業や若者会議をはじめ、駅前ハロウィンフェスティバル、ボックスカートレースなど、様々なまちづくり事業を展開させていただきました。事業を構築していった私たち下館青年会議所メンバーを含め、参加していただいた方の心に大きな爪痕を残していったのではないのでしょうか。地域のことを変えられるのは地域市民の力が必要です。熱意と愛情を持って未来の筑西市・桜川市を考えていきましょう。そして、地域のために行動していけるきっかけを創出し、市民が手を取り合い、この町が好きだと声を上げて語られるような、そんなまちづくり事業を展開していきましょう。

《地域の魅力を子ども達に》

 私たちが住み暮らす筑西市・桜川市には、子ども達がまだ触れていない魅力がたくさんあるのではないでしょうか。事業に参加することで生まれる出会いを大切にし、たくさんの地域の魅力に触れながら、共に体験し、さらなる地域の魅力の発見に繋がる事業展開をしていきたいと考えております。子どもが成長する過程で、多くの体験や人との繋がりは、非常に大切なものとなります。私たちは、変わりゆく時代の中でも、変わらない地域の魅力を発信し続けながら、子ども達と向き合ってきました。青少年の健全育成に携わる運動は、毎年様々な形で展開しています。積み上げられてきた様々な知識と経験を基に、子ども達と向き合っていきましょう。また、大きな体験や経験は、心が育つ上で非常に大切なものとなりますが、反面、大人になるにつれ、記憶は曖昧なものになっていきます。大人になっても、「あの時、こんなことがあったな」と、温かい気持ちになれるような事業展開をしてまいりましょう。

夏祭り子ども神輿体験事業は、今年で21年目を迎える継続事業となっています。長時間に渡り神輿を担ぐ上で、共に参加した仲間や、地域の方たちとの触れ合いを大事にしていただき、大切な夏の思い出にしていっていただきたいと考えております。

子供の成長は目を見張るものがあります。そんな大事な成長過程にある時期に、下館青年会議所の事業に参加していただく事となります。私たちメンバーにとっても、これまで様々な挑戦をさせていただきながら事業展開をしてまいりました。メンバーの成長も含め、気概と責任をもって運動していきましょう。

《自分事として考えていかなくてはならないSDGs》

 昨今少しずつ浸透し始めてきているSDGsですが、まだまだ社会全体での認知度は低いものと感じています。SDGsとは、世界193の国と地域が2030年に向けて目指す、持続可能な開発目標です。そして、我々青年会議所は、日本青年会議所の【SDGs宣言】により、日本一推進する団体として、2019年度から推進運動が行われております。社会を持続可能なものへと導くためにあるSDGs。世界規模で行われるこの運動に、市民はどう向き合っていけばいいのか。我々下館青年会議所として、しっかりとした情報収集、現状分析、課題設定を行い、自発的に運動を推進していくために必要な知識を身に着けていきましょう。そして、自らが発信し、1人でも多くの方に触れる機会を創出していきましょう。認知度の向上は、活動や運動に大きく影響されます。まずは知っていただけなければ意味がない。ハードルは低く、視野は広く、私たちメンバー1人ひとりがしっかりとした知識を持ったうえで推進していきましょう。

《広報戦略は無限大》

広報は、言うまでもなく、知っていただく事。SNS、HP、チラシ配布を行うことが広報戦略ではない。広報をする上での手法でしかないことを今一度考えていただきたい。私たちが行っている運動をどう知っていただくか。どうすれば下館青年会議所の認知度向上に繋がるのか。広報においての最大の武器は自らの熱意だと感じております。戦略を練り、手法を打ち出していきましょう。私たちメンバー1人ひとりの行動や発信が、下館青年会議所の認知度向上に繋がっていきます。各委員会間で携連を取り、情報共有を密に行い、メンバー全体で広報をしていきましょう。私たちは、下館青年会議所の一員として活動しています。メンバー1人ひとりが広報担当なのだと自覚を持って運動してまいりましょう。

《出向という様々な出会いへ》

私たち青年会議所には、たくさんのステージが用意されています。筑西市・桜川市を活動エリアとする下館青年会議所だけでなく、各LOMの出向者から構成される茨城ブロック協議会、関東地区協議会、日本青年会議所、APDC、JCIと世界中に繋がるグローバルネットワークがあります。毎年1月に開催される京都会議では、日本青年会議所が設営の基、日本全国の青年会議所メンバーが集い、会頭所信を拝聴し、足並みを揃え、1年が始まっていきます。LOMへの入会と同じように、出向を機に、新しい出会いや発見が必ずあります。これまでにもたくさんの出向者を輩出させていただきました。本年度も多くの出向者を輩出したいと考えております。様々な成長の機会を与えてただける出向は、必然的にLOMの成長にも繋がるものとなります。地域の枠を超え、自身の成長の可能性を広げていきましょう。

《結びに》

様々な選択の基に、今の私たちがここにいます。選択を誤る場合もあるかもしれない。失敗をすることも当然ある。今ここにいる私たちは、何かを求め、悩みながら、自らが選択し、ここにいます。

現代社会は大きく変わろうとしている。大きな変化を求められる非常に大変な時代に移り変わろうとしています。私たち青年会議所の運動は日々変わっていく社会情勢の中で、様々な挑戦をし続けてきました。

私たちは自らが変わろうとしてここにいる。何事にも負けない強い信念が私たちにはある。自信をもって発信していきましょう。変わり続ける社会において、変わらない熱い思いを胸に、可能性に溢れる私たち1人ひとりの未来を切り開くために。成功を求めるから失敗がある。失敗の数ほど気づきがある。気づきがあるから成長に繋がる。今を生きる私たちが出来る最大の行動は、今を全力で生きる事だと考えます。失敗を恐れず挑戦していきましょう。1人で出来る事はたかが知れているが、私たちには思いを共有するたくさんの仲間がいる。共に歩んでいきましょう。

「1人はみんなのために、みんなは1人のために。」